最近、LGBT法案が成立すると、女性のスペース(トイレ、更衣室、浴場など)が守れないという見解をよく見聞きします。
これは、特にトランスジェンダーの方について言っているのだと思います。
見た目が男性で心が女性の方が、自由に女性のスペースに入れるかのように流布されています。
伊勢原市でも影響を受け、↓こうした署名活動がされ始めたので一言。
本当にこれは、ミスリードだと思います！
そもそも、今回のLGBT法案が女性のスペースの利用について言及しているものではない。
「性犯罪が増える」などという理由として、現在の日本やアメリカのことを例に出されますが、これは現在起こっていることの問題であり、LGBT法案との関係で増えたという根拠がありません。
また、最高法規である日本国憲法には「公共の福祉」の原理があり、基本的人権は、一方の権利を認めることで、一方の権利を侵害してはならないとしています。
ですから、LGBT法案ができたからといって、見た目が男性の人が女性トイレを自由に利用できるわけではないということです。
女性スペースの利用を認めなければ、違法、違憲になるということもありません。
LGBTQの方々の権利も、女性の権利も両方が守られるべきで、どちらかの権利が侵害されることはあってはならないことです。
そもそも、当事者の方々が、そんな主張をしているのかといえば様々な疑問が残ります。
一体、誰が言い出したのか？？
ここにも目を向ける必要があると思います。
ジェンダー平等、個人の尊厳が守られ、個人として尊重されることが必要です。
こうした分断や差別を持ち込むことは絶対あってはならないと思います！
ちなみに、現在出されている、与党案については、当初、2021年に与野党で検討した内容よりも後退させるものであり反対です。