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核兵器をなくすための約束—日本政府は果たしているか?

  • 2 日前
  • 読了時間: 5分

「核戦争が起きるかもしれない」——今、世界はその瀬戸際に


みなさん、こんにちは。

日本共産党の川添やすひろです。


突然ですが、今この瞬間も、ニューヨークの国連本部で、世界中の国々が集まって「核兵器をなくすための会議」を開いています。


「核戦争なんて、昔の話では?」——そう思う方もいるかもしれません。でも今、世界各地で戦争が起きており、核兵器を持つ国々がそれを「使う可能性」に言及し始めています。国連に集まった各国の代表たちは、みな真剣な表情で「核戦争が起きるかもしれない」という危機感を語り合っています。


この問題は、広島・長崎の被爆者の方々の問題であると同時に、私たち全員の問題です。今日はこの「核兵器をなくすための条約」をめぐる日本政府の姿勢について、みなさんにお伝えしたいと思います。


「NPT」って何?——核兵器をなくすための世界の約束


● 核兵器をめぐる世界の「不平等な取り決め」

NPTとは「核不拡散条約」という条約のことです。現在、アメリカ・ロシア・中国・イギリス・フランスの5か国だけが核兵器を持つことを認め、それ以外の国には「核兵器を持ってはいけない」と定めた条約です。


「それは不公平じゃないか」——その通りです。


では、なぜ191もの国々がこの不公平な条約に参加しているのでしょうか。


● 「第6条」という約束があるから

条約には「第6条」という大事な約束が書かれています。内容はこうです——「核兵器を持っている国は、核兵器をなくすための交渉を誠実に進める義務がある」。

つまり、「今は持っているかもしれないけれど、きちんとなくす方向で話し合いを進めますよ」という約束を核保有国がしたから、他の国々も「分かった、じゃあ私たちは持たない」とこの条約に参加したのです。

この第6条こそが、NPT条約の「魂」です。


● 2000年・2010年の追加の約束

さらに2000年と2010年の会議では、核保有国が「核兵器を完全に廃棄する」ことを全会一致で約束しました。すべての国が賛成した、重要な合意です。


約束は守られているか?——核保有国の現実


● 核兵器はむしろ増えている

では今、その約束は守られているでしょうか。現実はこうです。核保有国は新しい核兵器の開発を続け、性能を高め、保有数を増やしている国さえあります。「核兵器をなくす」どころか、まったく逆の方向に進んでいるのです。

世界各国の代表たちは国連の会議でこう訴えました——「これは第6条への明確な違反だ。直ちにやめるよう強く求める」と。


● 「ゼロドラフト」にも書かれている

今回の会議では、成果文書の最初の案(ゼロドラフト)がまとめられました。そこにはこう書かれています——「核兵器の継続的な保有、性能向上、一部の国による保有数の拡大により、第6条の目的が達成されていないことを深く遺憾に思う」。

これは一部の国の意見ではありません。世界の7割以上の国々が一致して訴えてきた内容が、文書の案に盛り込まれたものです。


日本政府はどう動いたか——「唯一の被爆国」の責任


● 日本共産党がニューヨークへ

日本共産党は、この会議の成功のために党を代表してニューヨークに赴き、国連の担当者やベトナムの議長大使、ガーナの委員長大使などに直接要請を行いました。

私たちが求めた内容は4点です。

すべての国が国連憲章を守ること。

核保有国が核兵器を使わないと約束すること。

第6条の約束をきちんと果たすこと。

中東を核兵器のない地域にすること。

国連の関係者からは「この4点は多くの国が賛同できる内容だ。今回の議論の核心だ」と評価をいただきました。


● ところが日本政府の演説では……

一方、日本政府の代表は会議の冒頭演説でどう話したでしょうか。

「核軍縮が大切だ」とは言いました。しかし、「第6条の履行」という言葉は一言も使いませんでした。

韓国は「第6条に沿って誠実な交渉を」と述べました。南アフリカは「第6条の義務を完全かつ早急に履行するよう求める」と述べました。フィリピンも第6条を明確に引用しました。条約に参加している国の7割以上が、はっきりと「第6条の履行」を求めたのです。

日本だけが、その言葉を使いませんでした。


● 「内容は言った」では不十分

国会でこの点を追及されると、政府は「第6条とは言わなかったが、内容は同じことを言った」と答えました。

しかし、被爆国として世界に発信する場で、なぜ明確に「第6条の履行」と言えないのでしょうか。核保有国が核兵器を増やしているこの現実に対して、日本政府は「一概に答えることは困難」と言うだけで、核保有国の行動を批判することさえしませんでした。

これが、広島・長崎の悲劇を経験した「唯一の戦争被爆国」の姿勢でいいのでしょうか。


被爆者の声と、私たちが求めること


● 浜さんのスピーチ

国連の会議では、日本の被爆者団体の代表・浜さんもスピーチされました。その言葉はこうです——「2000年・2010年に約束した、保有する核兵器の完全な廃棄を、速やかに実行してください」。

これが被爆者の願いです。難しい条約の文言ではありません。「約束を守ってください」——ただそれだけの、シンプルで切実な願いです。


● 日本共産党が求めること

日本共産党は、唯一の戦争被爆国である日本政府が、この会議で核保有国に対してはっきりと「第6条の義務を果たせ」と求めるよう、強く要請しています。

今回の会議は5月22日まで続きます。まだ時間はあります。日本政府が果たすべき役割を、責任を持って果たしてほしい。


核兵器のない世界へ——一緒に声を上げてください


「核兵器の問題なんて、自分には関係ない」と感じる方もいるかもしれません。でも、広島・長崎で亡くなった方々も、最初はそう思っていたはずです。

核兵器をなくすことは、夢物語ではありません。世界の191か国が参加する条約があり、「なくす」という約束が書かれています。その約束を守らせることが今、求められているのです。

日本共産党は、核兵器禁止条約への参加と、NPTの約束の完全な履行を、これからも求め続けていきます。みなさんの声を、一緒に国政に届けさせてください。

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